小樽 あんかけ焼そば     焼そば材料の調達は晋南貿易へ  011-615-0177

小樽あんかけ焼そばとは。

あんかけ焼そば
あんかけ焼そば

 あんかけ焼そばとは、焼いたそばの上にエビ、イカ、モヤシ、ハクサイ、キクラゲ、タケノコなどの五目あんをかけた料理のこと。紅生姜や洋辛子を薬味にしていただく。酢をサッとかけると味が円やかになってまた美味しい。店によってあんのとろみや具がちがい、それぞれの特色がある。

 小樽のあんかけ焼そばの歴史は昭和30年代、駅前・静屋通の「中華料理・梅月」が提供したことに始まるらしい。町の中心街で買い物をして梅月であんかけ焼きそばを食べることが小樽市民のスタンダードとなっていった。その後、市内の食堂やラーメン店でもメニュー化され、現在では市内ラーメン店のほとんどにあんかけ焼そばが置かれ、またホテル、喫茶店でも定番メニューとなっている。

 市民には当たり前のメニューだが、市外から来た人からは、「なんでこんなにあんかけ焼そばがメニューにあるんだろう?」との声が多い。

「小樽あんかけ焼そば」で町おこしへ

地元製麺会社・中華店などがPR委員会立ち上げ活動本格化

 日本食糧新聞 2011年2月18日(金)の記事から

小樽の飲食店の人気メニュー「あんかけ焼そば」で町おこしをしようと、地元製麺会社やラーメン店などが「小樽あんかけ焼そばPR委員会」を立ち上げた。2月1日にはのぼりやロゴマーク、参加9店の場所を示した「あんかけ焼そばマップ」などによるPR活動を開始した。

 同委員会によると、1957年、小樽市中心部にあった中華料理店「梅月」が最初に「あんかけ焼そば」をメニュー化した。戦後の復興で活況を呈していた市民に人気となり、今ではラーメン店や中華料理店だけでなく、喫茶店や温浴施設、ホテルなど含め市内50店以上が提供する定番メニューとなっている。

 「小樽あんかけ焼そば」は原則的に小樽市内、または近隣の飲食店で提供されている海鮮物の多い“五目あんかけ焼そば”。提供グザイの取り決めや提供方法などには一定のルールを設けず各店のオリジナリティーを尊重し、さまざまな「小樽あんかけ焼そば」の味を楽しんでもらう。PR委員会の高田裕章会長は「当面は活動参加店を広げていくことに力を入れていくが、将来的にはB級ご当地グルメとして発展させ、B-1グランプリにも挑戦してみたい」と意気込んでいる。参加店は「龍鳳」「東香楼」「五十番菜館」「桂苑」「梅月」「大丸ラーメン」「華舟」「じょっぱり亭」「小樽朝里クラッセホテル」の9店。PR委員会は高田会長(新日本海物産社長)と副会長4人(阿部恭久阿部製麺専務、澤田寛日本中国料理協会小樽支部長、澤田初同協会小樽支部幹事長、遠藤稔・小樽朝里クラッセホテル)、事務局(じょっぱり亭)などで構成される。

 4~5日には観光客でにぎわう小樽・雪あかりの路会場にある「運河プラザ」で高田会長らが腕をふるってハーフサイズのあんかけ焼そば(400円)を延べ600食販売し、協力にPRした。

小樽AKY48プロジェクト。

小樽AKY48
小樽AKY48

 AKYとは「A(あん)K(かけ)Y(やきそば)」の略称。小樽AKY48プロジェクトではあんかけ焼そばを小樽を代表するメニューに育てようと発足した。「ロゴマークの選定」や「あんかけ焼そばマップ」を作成しPR活動を行っている。また、ホームページ運営や物産展出店、お土産あんかけ焼きそばの開発など計画している。

 新規参加は、口頭諮問・書類審査を経て委員会で審議した上で認証する。会費は1店舗・年10,000円

 

小樽AKY48プロジェクト小樽あんかけ焼そばマップ。

 

こちらをクリック⇒ あんかけ焼そばマップ

小樽AKY48プロジェクト ブログより。

じょっぱり亭 小樽市望洋台2-1-1 0134(52)1200

じょっぱり亭
じょっぱり亭

 以前、道新小樽後志面に「あんかけ焼きそばで町おこし」という記事が掲載されたことがあります。その記事で「小樽のあんかけ焼きそばをご当地グルメに」を提唱していた製麺会社「新日本海物産」が経営するラーメン店「じょっぱり亭」をご紹介いたします。

 お店の外観です。しばらく小樽を離れている方は「アレ?」っと感じたかもしれません。今年、望洋台のタウンセンター内に移転したばかりなのです。

 以前は、望洋パークタウン入口の巨大なログハウスで、地ビールレストランをやっていた時期がありました。懐かしの「丘の上ビール」です。その後、朝里川温泉で長く営業していましたが、望洋台に里帰りということになりました。

あんかけ焼そば 780円
あんかけ焼そば 780円

じょっぱり亭あんかけ焼きそば780円

 手前のラーメンも気になりますね。まさかお一人で・・・・・・「北海道産小麦粉100%の特製麺を使用。スープの主要原材料も北海道産に拘る」だそうです。製麺会社ならではのこだわりの麺なんでしょうね。

 北海道産小麦100%に、故郷愛を感じます。ラーメンも細めの麺だったと記憶していますが、あの独特な細縮れ麺は「あんかけ焼きそば仕様」なんでしょうか?なんと「テイクアウト可」!50円増しはおそらく容器代ですね!これは是非テイクアウトしなければ!

華舟 小樽市花園3丁目9番1号 0134-23-2237

華舟
華舟

 老舗の「華舟」に行ってきました。昔は、国道5号線沿い、住之江町にありました。私が、最後にこの店を利用したのは住之江時代で、花園3丁目の現店舗に移転してからは初訪問です。

 小樽あんかけ焼そばPR委員会のノボリが立っていました。「小樽あんかけ焼そばマップ」によると店主の方は小樽あんかけ焼そばの始祖と言われる「梅月」で修行されていたそうです。厨房内に「加藤製麺」の箱が確認できました。小樽市若松町にある製麺所の麺を使用しているようです。店内は、対面カウンターの他に、ボックス席のようなイス席、座敷もあります。

華舟のやきそば800円
華舟のやきそば800円

ヤキソバ 800円

 平皿ではなく、ちょっと深みのあるお皿で出てきます。あんがたっぷりで溢れそうです。あんは熱々で程よいかたさ、この熱々のあんが縮れ麺と相性良しです。具は、豚肉、エビ、イカ、蒲鉾、うずら、白菜、もやし、タマネギ、人参、きくらげ。最初はそのままで、途中から酢をかけて、味の変化を楽しみました。最後まで熱々で美味しく頂けました。けっこうボリュームがあるのですが、女性やお年寄りでもペロッと平らげてしまう方が多いですね。

 これはどのお店も共通しているように思います。やっぱり小樽っ子は、あんかけ焼そばが好きなんでしょうね。他のお客さんのオーダーを聞いていると、このAKYと、「華舟メン」が多く頼まれていました。このお店では、「ヤキソバ」と「華舟メン」は、江川卓・西本聖ばりの2大エースなのかもしれません。

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小樽AKY48店舗リスト

≪朝里川温泉≫ 朝里川温泉スキー場「レストランバルト」、朝里クラッセホテル「シルフィード」、かんぽの宿小樽 レストラン「シュプール」 ≪稲穂≫ 味楽、五十番菜館、東香、どんど、なり田屋、実り、めんこい亭、らー麺 京や、龍鳳 ≪花園≫ 五香飯店、華舟、ぎょうざのまるよし、大丸ラーメン、小樽らーめん一期一会 ≪その他≫ 小樽温泉オスパ、小樽地方合同庁舎食堂、おたる北彩、かたの、輝楽飯店、湖月食堂、松苑、じょっぱり亭、スノークルーズ・オーンズ「シーメイル」、橋三楼、福来軒、めしや小泉、麺屋よしき、小樽天然温泉「湯の花」、れん華

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